丹波 Life

大変長い期間、お休みをいただきまして、大変ご迷惑をおかけ致しました。
シーズンごとに休園期間をいただいていますが、基本的に一人で生産・収穫・出荷・販売をさせていただいているので、何卒ご理解のほどよろしくお願い致します。
ふるさとに帰っていたわけですが、お陰さまで非常に充実した数日を送ることができました。
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ひさしぶりに休みをとって、立ち止まって人と話したり、自分を見つめる時間があって、思ったことを改めて文章に書いてみようかな。
少し、プライベートですが(笑)
以前にも少し話していたことですが、自営で商売を始めたとか、都会から来て農業を始めたとか言う話をすると、大抵「夢」を持って仕事できるっていいね、と言っていただけます。
それで、まぁいつも「夢」という響きに違和感を感じるわけですが…
自分の夢は農業をすることではありません。
はたまた、自分の生産物で生計を立てることでもありません。
そして、ゆったり気ままに田舎暮らしをすることでも無いということです。
↓秋空になり始めた今日この頃、夏用の仕事着を購入しました(笑)
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「夢」って言ったらもちろん、世界平和でしょ。
世界の人が平和に、ひたむきに人生を全うすること以外、「夢」と言われて思い浮かぶことがありません。
農業自体は人生どこを振り返っても、したいと思ったことが無かったですし、始めてからもいろいろ学ぶことは多いですが、やっていて楽しいかと言われれば、それは皆さんの幻想だと思います。
自分に与えられた仕事を楽しくやるか、不平不満でやるかと言うのはどの仕事をやっていても同じことで…その人その人の物事の受け入れ方の問題です。
だから、僕が非常に楽しそうに見えるならきっと僕の人間性が成長しているということですね(笑)
農業は、自分との闘いです。
自分に甘いか、厳しいか、愛情があるか無いか、野菜に結果として全て出てきてしまいます。
ごまかしがきかないのが、悲しいところで(笑)
また、販売や営業も忍耐のいることです。
なので、そうゆう意味では僕自身は他のどの仕事とも変わらない仕事として農業を認識しています。
ただ、「夢」に向かうという意味では…
このアプローチしか無いと思っています。
学生期間が長かったので、どの仕事をしようかいろいろと考えましたし、他にも何個か道はありましたが…結局、自分が生産して、販売するところから始めるのが一番遠回りのようで近道だと思いました。
まぁ、なかなか理解してくださる人は少ないですが(笑)
世界平和、これを強く願う人、心の底のほうでいつも考えている人、叶うなら自分の人生や命をかけてもいいと思える人、そんな同志が広く集まる、そんな同志で繋がっている農園になるよう今は人間として成長あるのみです。
10年後、竹岡農園がそうゆうコミュニティになっていることを見据えて、今は地道に野菜作りをしていこうと思います。

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