農園概要

竹岡農園ロゴ黒

株式会社 竹岡農園

〒669-3131
兵庫県丹波市山南町谷川2787-1

農園定休日:月曜日
ふえっこ定休日:土日

事業案内

・無農薬、無化学肥料(もしくは自然栽培)野菜の生産販売
・野菜セットの直送事業
・農家民宿 花乃家
・酵素風呂 糠天国
・里山レストラン
・里山ようちえん ふえっこ(関連事業体 NPO法人丹のたね事業)

※竹岡農園は完全ご予約制で商品販売、サービス事業を行っております。
事前にお電話やメールなどでご連絡頂いてからお越し下さいますようよろしくお願い致します。

竹岡農園の地図

竹岡農園の農業とは、

私たちが実施している農業は、貨幣経済をどんどん活性化する産業としての農業ではなく、山・川・田畑といった自然環境や建物、水、エネルギー、また人々のコミュニティなど、人の生活全般に関わるところの要素を活性化し、互いを搾取したり、汚染したりすることなく永続するシステムで、経済的にも成り立つシステムを構築することに目的を置いています。
また、多様性・生産性を豊かにしていくことで自然環境を良くすることは、人間の生活の質、特に精神的な充足感を豊かにしていくことだ信じています。

「循環」

・山の源流から引く農業用水
・30枚以上ある圃場は野菜・小豆・黒豆を入れ替えながら生産
・雑草を畑に入れることで団粒構造を作り、より良い土づくりをする
・地元の糠を使って、身体の免疫力を高める酵素風呂を事業化
・酵素風呂の酵素は恒久的に増えるため、溢れた酵素で肥料作り
・栽培した野菜は、直接お客さまへ販売
・生産地でレストラン、宿泊業を行うことでより新鮮でストーリー性のある満足度の高いサービスをお客様へご提供できる
・管理している田畑を利用して教育(里山ようちえん)を行い、食育、自然教育を行う
・山から切り出した薪、廃材などを熱源として冬場の暖をとる(暖炉)エネルギーコスト削減
・在来種の作物を取り入れ、作物の種採りを行う
・栽培技術の活性化を行う目的でパーマカルチャサロンという交流会を行い、情報を共有し集まる構造を作る

「環境との調和」

・無農薬、無化学肥料栽培で外から持ち込む非自然的な物質を田畑に入れない
・浄化作用である田んぼの維持を促進(笛路村生産者のお米を委託販売)
・既存コミュニティへの積極的参画(自治会、組合など)
・他、異業種とのコラボレーション(NPO法人丹のたね)

「コミュニティの活性化」

・明確な価値観を打ち立てる
・同じ価値観が豊かに育つための行動を起こす
・自分の事業を拡大するのではなく、役割から事業サイズを決める

「中山間の農家モデルを作る」

・日本の中山間地域の農業は主に兼業農家が担っているため、今後手が回らず縮小、崩壊する地域が増え続ける
・国外からの労働力を集めようとしているが、どこに向かってどのような地域を形成すればいいか未だ明確なモデルがない
・国土としての農地や山林を保全しつつ、人々が永続的に生活を送っていけるような循環型農業モデルを作っていく必要がある

竹岡農園の事業主とは、

竹岡正行
略歴
神戸市生まれ
大阪教育大学卒業
卒業と同時に栃木の無農薬栽培農家へ研修 半年
2010年 地元兵庫に帰り、丹波市で独立
2014年 NPO法人 丹のたね設立
2018年 竹岡農園を法人化

①大学生の頃に、脳性麻痺者の在宅介護に入ることで人生の転換期を迎える

寝たきり車いすで、左手の薬指一本だけ自分の意志で動かせる重度の身体障がい者でした。
介護ヘルパーでも難しい生活介護を、資格も経験もない、若干20歳前後の素人学生に自分の命を預けて365日生活していた状況は、当時の自分にとって非常にショッキングであったと同時に、想像すらできなかった。
介護で言われた印象的な言葉。
「介護に入れ。後悔させへんで」
「健常者が介護するのは当たり前や」
「健常者ペースの介護をするな」
「大便は労働や。僕にとって労働とは生活すること」
「人間関係で一番大事なのは、継続すること。繋がり続けること」
「障がい者にとって生きやすい社会は、健常者にとっても生きやすい」
「身体的介護と、精神的介護」
「自分の産まれ育った地域で死にたい」

6年間の在宅介護と、5年間の在宅訪問活動を通して、
「社会的弱者が生きやすい地域社会が我々健常者にとっても生きやすい」との言葉を胸に、自分の社会的役割を追求する生き方を目指す。

在宅介護に入っていた障がい者には、発想も感性も思考も何一つ叶うものがなく、自分に出来る事から始めようと思う。

父のアトリエがある丹波との出会いによって、黒豆を分けて頂き介護現場で黒豆を食べると、そこに居た全員が笑顔になり、立場や主張を超えて通じ合えた。
それまで一度も笑った顔を見たことのなかった先輩でさえも、竹岡さん美味しいですね、とこぼれるような笑顔だった。
「美味しい」を共有することはこんなにも幸せであるのだと思い、そこに運動体では突破できなかった壁を突破できるような気がした。

社会的には、
障がい者=非生産者
健常者=生産者
であるならば、
社会構造上健常者にしか支えられない生産者=百姓になると決める

②栃木の有機農家 Kプリズンと噂される農園での研修

・当時7町歩の野菜生産。東京に約250店舗のレストランと契約、週3回自分たちで直送する
・休みは当然なし。一日36時間、48時間労働が当たり前
・お客様が来られたら畑作業を手伝って頂き、深夜まで飲み会。飲み会後、東京まで直送させる
・殴る、蹴るが当たり前。たまにハンマーで人の頭を殴り、研修生や外部で訴えられることもあった
・たまに少人数で飲んでいるときは、右に議員さん、左に強面の方という環境で手酌をする
・開墾が当たり前。トラクター、ユンボは使えてやっと戦力。
・軽トラに1.5トンくらいの鶏糞を積ませて、片道30kmくらい運ばせる
・ICUから出たばかりで退院、そのまま業務につかせる
・腕と足の骨が折れたままで1日中山の中で天然の山芋掘りをさせる
などなど。

良かったことは、
・何が起きても乗り越えるしかないという意識
・自分たちで0から作るのが百姓だと分かった。
・人に対して絶対にしてはいけないことを教わる
・努力の仕方を考え直すきっかけになる

③丹波の父の小屋を借り、独立

・ランニングコストを徹底的に抑える
・開墾
・既存コミュニティとの共生

2010年 独立してまず野菜の宅配事業を開始
2011年 障がい者と農作業をする「ナチュラルタイム」を開始

生産事業を開始すると、ほぼ同時に里山や田畑を人の居場所として提供する居場所事業を始めている。

その後、
生産事業は年々生産面積を拡大。初め1.5反だった管理農地は、現在は、2ヘクタールほどになっている。
居場所事業は、現在NPOのメイン事業となっている里山ようちえんふえっこだけでなく、
障がい者と里山で遊ぶ「ナチュラルキャンプ」、
企業研修を受け入れる「里山研修」、
笛路村のロケーションと飲食店のコラボレーションイベント「里山企画」(里山フレンチ、里山牡丹、里山珈琲など)、
独立後5年間ほどお世話になった開墾イベント「物乞いキャンプ」、
など里山などの竹岡農園の管理地を主に使用した企画が年々増えている。