一般的に言われるように、野菜作りは土作り、と言っていいほど、野菜の育つ環境を整えてあげることが大切です。
先日の土壌診断で計測されたphや、EDももちろん野菜を育てるには欠かせない条件ですが…
その中でも特に僕が一番大切にしていることは、団粒構造の形成です。
昨日アップしたレタス、エンドウを定植するため耕した畑↓
団粒構造とは、有機物の腐敗などによって作られる土壌中の空間のことで、排水性や保水性にを上げてくれます。
野菜作りは、田んぼと違い基本的に水はけの良いところでないと根が張りにくいので、元気で健康な野菜を育てるにはこの団粒構造が何よりポイントとなるわけです。
具体的にどうゆうことかと言うと…
土を握ります。
極端な話をすれば、スポンジのようにふわふわで、粘り気があり、
このようにグッと握れば、土が団子のように固まってくれます。
土と土の間に団粒構造があれば、こうして団子になります↓
そして、さらに
手で崩せば、簡単にぼろぼろと団子が崩れる。
これがポイントです。
ここは昨年、サツマイモをマルチ栽培していた部分です。
雑草を生やさなかったので、トラクタですき込んだときも土だけでした。
これを繰り返していると、有機物が少なくなり、団粒構造もなくなってしまいます。
丹波の土壌は、田んぼなどには適していますが、畑にするには団粒構造なくしては良い野菜が難しいのです。
この春のエンドウや、レタスもマルチで行こうかと思い、もみがらを入れることにしました。
もみがらは腐るのに、2、3年かかりますが、非常に良い団粒構造を形成してくれます。
そして、先日より丹波では牛糞堆肥をお勧めしていたのですが…
今回は、鶏糞でw
鶏糞は安いので、使いやすいのですが、作付け野菜によって肥料も変えた方がいいかと思います。
乾燥鶏糞はきつすぎるので、しっかり発酵したものにしました。
畑にて