畑にて

Natural time of September 2013

ナチュラルタイムを通して、いろいろと考えるのですが、
今の社会の中での障がい者の価値って何なんだろうって。
僕のやっている農業スタイルもそうなのですが、現在の文明社会での評価(お金、地位、権力)で勝負したら決して勝てるものでもなければ、価値があると評価されるものでもないのです。
障がいを持っておられる方も、生産性やお金を稼ぐというところだけで評価してしまうとやっぱり非生産者の方がほとんどですし、その路線で勝負することが本当に障がい者支援になるのかな…と疑問を持ってきました。
畑で障がいを持たれている方と関わっていればよく分かるのですが、人の気持ちや痛みにとても繊細で気遣いのできる方が多いです。
技能的には、やはり健常者に比べると追いつかないところも多いのですが、障がい者が居る集団、集合体はどこか温かいものがあって、自分たちのペースみたいのが存在していて、
和やかな雰囲気で一日を過ごしています。
今の社会の中で一生懸命働いている方はいろんなストレスを抱えて、色んなものを犠牲にして頑張っておられるので、そうした方と比較するのはおかしいですし、
同じ社会で生きている以上、少なくとも動ける障がい者の方は働く努力をすればいいとも思います。
ただ、障がい者の価値を社会に向けて提示していくには、健全者文明とは全く別のところで障がい者を捉え、評価していく必要があると、今更ながら思うようになりました。

来週も地道な活動は続きます。

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