2020年 令和二年 正月 竹岡正行
本年もよろしくお願い致します。
丹波へIターンして、10年という節目の年にあたり、昨年は思い残すことなくやりたいことをやり尽くしました。
義理の父の言葉に、「幸せとは思ったことが思った通りになること」ということを出会う度に言っていますが、お客様や仲間、地域の皆さまに多大なるご協力と応援を頂きまして、まさにそのような10年であったように思います。
丹波に来た当時は、身体的にも精神的にもボロボロで信念だけだったことを思うと、本当に良縁に恵まれて笛路村でよくここまで農業をしてこれたと、人知を超えたエネルギーにただただ感謝しかありません。
農業の方は会社になり、2年。最初からやっていた露地野菜の生産販売だけに留まらず、農業を軸としてミニマムにサービス業の方に活路を広げさせて頂いてきました。
露地野菜の生産・販売、農家民宿、酵素風呂、農家レストラン、そのフィールドを生かした里山ようちえん「ふえっこ」
農業はただでさえハードワークなのに、これだけの事業を里山の山奥で最小単位の組織によって動かしているのは、ただただ今のスタッフ陣営の努力であり、本人たちの自覚がどれくらいあるか分かりませんが、凄まじいことを遂行していると思います。今一生懸命やっていることが少しでも自分たちの自信に繋がり、成長し合えるようなコミュニティになれれば僕の社会実験は成功かな。
表現は色々ですが、素直に今の仲間と一緒に働けて本当に嬉しいなと思っています。
昔、笛路村は何もない所という言葉が懐かしくなるくらい、今では何もないは何でも生み出せる場所として様々な立場、関わり方で活気に満ちあふれているように、自分には感じます。
さて、Iターンして10年が経ち、自分のやりたいことをやり尽くした結果、これからの人生で思うことは、生涯かけて農業をやっていける地域をどう繋ぐかということであり、今までより大きな視点で社会活動をしていかないといけないなと身の引き締まる思いがします。
方々で色々とご迷惑おかけしていると思いますが、温かく見守って頂いていることで、一人でやっていた頃を思うと少しずつ大きくして頂きました。
笛路村での実績を重ね、中山間の小さな農業の在り方を極めていきますので、今後ともご協力のほどよろしくお願い致します。