自然なお米を追求しているお百姓さんからお裾分けして頂いているお米です。農薬・化学肥料を使用しないと同時に、肥料も入れない栽培方法は持続可能性を高めていると同時に、食べた時に感じる土のエネルギーは素晴らしいです。
丹波に移住して5年経ち、試行錯誤して野菜を何とか無農薬で生産計画を立てられるようになったころ、自然農をしたいというご夫婦に出会いました。そのご夫婦は、こちらに移住する前の土地で自然農でお米を栽培されておられ、農薬・化学肥料はもちろんたい肥などの肥料さえ使用せず畑の中にあるものだけで「持ち出さない、持ち込まない」自然農の実践者だったのです。
話を聞いていると、風や水路の関係で農薬や化学肥料、除草剤などの入らない地域を探しているのだとか。実際に竹岡農園の管理地に水田があったので、出会った年から一緒に自然農のお米を育て始めました。ずっと育てて来られたコシヒカリの種をまき、苗を育て、田植えは手植えし、手除草し、収穫時期になると稲木干しで天日干しし、脱穀も手作業でした。そうやって自分たちの食べるお米を育て、食べているとお米の持つ凄まじいエネルギーに気づいていきます。
このお米をお客様にもお届けしたい、といつしか思うようになりましたが、我々は野菜生産で1日が終わってしまい、お米の生産量を増やすことが出来ませんでした。しかし、自分たちの野菜と一緒に召し上がって頂くお米はやはりエネルギーの高いお米であってほしいとの思いから、ついにお米農家さんとパートナシップを築くことになりました。
その農家さんは、農薬、化学肥料を使用しないだけでなく、肥料も入れず、緑肥という植物と共存させた農法を追求しておられたのです。そのお米は、我々が追求してきた野菜の在り方と共鳴するかのように、自然に身体に入ってきます。土に負荷をかけず、素直に育ったお米をどうぞお試しください。