冬場、「あぁ、ハウスがあればなぁ」と思うことが多々ありました。
だって、育たないんですもん(笑)
全てが止まっていました。
あぁ、ハウスがあれば今からでも種まきして野菜が無くなる時期に出来るやろうな…と。
ハウスを建てるのに、助成金を取る事も考えました。
しかし先日、ご注文いただいたお客様に返信しているときに、ふと思いました。
ハウスなら誰でもできるな…と。
必要なときに水を与え、露地に比べ温度管理がしやすい。
作りやすいのです。
ハウスの方が作りやすいと散々言われ、本格的にやるならハウスを建てろと今も言われていますが…
こうして、雨の降る日に合わせて畑作りをし、種まきをし、自然の流れに身を投じていると、露地で良かったなと心から思います。
やっぱり露地でやろうと思いなおします。
自分がなりたいのは、たぶん考える百姓なんでしょうね。
ハウスが無くても、野菜セットを常時出荷できる露地栽培。
高い設備投資をし、高い肥料を入れて、何でもお金を使えば、できると思います。
美味しいもの。
でも、今日のように雨が降れば、それが土の中でどんな働きをしてるのだろうか、野菜にとって今日の天気がいいのか悪いのか、想像して考えて雨の日を過ごせる人間でありたいな…と思うのです。
今年は、外国産の洋物の野菜もたくさん栽培しますが、それも丹波の土地に合っているのだろうかというのがポイントになりそうです。
自分で栽培しはじめて、出来た野菜より、土を見るようになってきましたが、丹波の土質に合った、自然な(というのは、つまり無理をさせない)育て方をしているだろうか…ということが、最近のテーマです。
丹波 Life