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感温性と感光性

本日はいい雨が降ってます。
ただ風が強くて、苗のビニールが飛んでしまいますw
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下の家の前の苗ビニールはしっかりしたやつなのですが、手前のは寄せ集めなので弛みがちです。
こうして窓から眺めては、飛んだら掛け直しに行くような感じです^^
さて、いつも呆けた話題ばかりなので、今日は少し専門的なお話も。
写真は、山の芋を摩り下ろしてシーチキンと混ぜて、フライパンで焼いています。
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よく野菜でも早生品種と晩生品種というのが、ありますがこれは感温性と感光性の違いだと言われています。
要するに、早生は温度を感知して成長し、晩生は太陽光の当たる時間によって生育ステージを踏んでいるようです。
全てがこの定理に当てはまるかどうかは言い切れませんが、だいたいがそのようです。
サンチュで巻いて食べています。フワフワして美味しいですよ♪
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例えばキャベツに関して言えば、今回春波という早生品種ですが、2月の時点でビニールをかけたところと、何もしなかったところでは現在の時点で全然大きさも結球度合いも変わってしまいました。
これは、ビニールによって温度を確保してやったキャベツはどんどん生育し、何もしなかったところはいつまでも続く寒気で上手く生育できなかったと考えられます。
結果的には、早く生育したキャベツと遅れて出来てくるキャベツとで、出荷期間を長くすることが出来そうですが。
久しぶりに引っ張り出してきました↓
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逆に、丹波名物黒豆などは感光性と呼ばれるもので、日照時間によって生育ステージを踏むので早く種を蒔こうが、温度を調節しようが、枝豆として完熟する時期、美味しい時期は10月半ばを過ぎてきます。
だから、逆に難しいのですけれど。
雨の降らない年は水を適期にやらなければいけませんし、昨年のように暑すぎるとさやの生りは少なくなってしまいます。
作物の性質を把握して、その年、その年の気候の変化に合わせて対応し、その年の最高のものを育てようとするのが、百姓の精神なのだと思います。

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