丹波 Life

メリハリ

いい雨が降ってくれています。
これに乗じて、またアナグマが活発に畝をつぶしはじめました…
ミミズです。
鹿やら猪やら、今年は、虫より獣の被害に泣く年となりそうです。
近所の村の方の話だと、山際に柵をはってからここ10年ほどは落ち着いていたとのことでしたが、昨年からの流れで、山に食べ物がないのでしょう。
昨年は暑すぎて、どんぐり系の実がないのだと思います。
バブルの時期か何かで、たくさんあった広葉樹たちを切り倒し、杉やヒノキばかり山には植わっている状況で…獣たちの食べ物を奪ってきたのは人間なのですけれどね。
食べ物が無くて人間の作物を荒らすは、花粉ばかり飛んできて洗濯物を気持ちよく干せないは…というか、花粉症の人には地獄ですよね。
結局、生態系を荒らしているのは人間なんですけど…
IMG_3912.jpg
早生玉ねぎ、そろそろ無くなりそうです。
昨年同様、他に無い甘さでお客様にはご満足いただけているようです^^
決して形は良くありませんし、大きさも見ての通り小ぶりです。
しかし、味を追求するとどうしてもこの大きさになってしまいます。
堆肥だけでも、大きくて、中詰まり完璧の商品はいくらでも作れるのですが、甘くて美味しい抜群の玉ねぎを作ろうと思えば、肥料をただやっていればできるというわけにいきません。
特に、今年は窒素を限界まで切って、肥料も一度しか与えませんでした。
肥料をやらなければいいということでもないのですが、要はメリハリです。
玉ねぎが栄養を欲しがらないなときは無駄に吸わせることをしない、逆に今から大きくなるぞって、栄養ばんばん吸って蓄えるぞってときに吸えればいいわけです。
今年は正直、最後の最後まで確信は持てませんでしたが…良いものが出来ました。
ギリギリのところで生き抜いてきた玉ねぎは、肥料を充分与えてもらって、雑草も気持ちよく引いてもらって、万全の体制で育った玉ねぎと出す味が違います。
おそらく引き出される生命エネルギーも違うのでしょうね。
いつもこう書くと、うちの畑が痩せているようにとられるのですが、百聞は一見にしかずです。
ミミズなんか、親指サイズですから(笑)
本日は出荷のみだったので、ゆっくりブログ更新です♪
IMG_3905.jpg
明日よりジャガイモ登場です。
本日のスペシャルセット出動です♪
IMG_3911.jpg

関連記事

TOP