農業

イベントを多発した農園の今。

こんにちわ。
黒枝豆ラッシュが落ち着き、民宿花乃家の大工事も終わりを迎えてきたので、少しブログを更新する余力が出てきました。
今年からふえっこのお母さんたちがパートとして、農園業務を手伝って頂き、里佳子の卒業と共に、康太の農園入り、4月からはインターン生中山が居候と、慣れないスタッフたちが業務を覚えていて、人が増え仕事も増えるけど、落ち着かない状況で走ってきました。

そして、先ほども言っていた花乃家の修繕、改修工事。
これがなかなか大変でした。
もちろん実際に工事をして頂く業者さんが一番大変だったと思うのですが、引っ越しから実際の施工内容の打ち合わせ、確認まで、農園業務を行いながら並行してやっていたので、目が回りそうでした。

1月に誕生した初めての子どもの影響もあり、落ち着かない10か月を何とか乗り切り、ようやく今日落ち着いてブログを更新しているところです。笑
こう書くと、一瞬のことですが、本当に皆よく頑張ったと思います。

代表の自分はもちろん休み無かったですが、関わってくれている方々も相当な負担をかけました。
本当にありがとうございました。

さて、今日は何を書こうかと、今までもそんなしっかりブログを更新したことがないのですが、今日はしっかり何かを書いてみたくなりました。
パートさんが業務を進めてくれているので、この時間もとれるということです。
ありがとうございます。

今朝、インターンの貴美子が体調を壊して農園業務は休むけど、ふえっこの夕方の預かりは参加したいと申し出ました。
もちろん、農作業が出来ないほど体調が悪いならしっかり休んで、しんどい中子どもを預かる方がいけないと断りました。

少人数制保育の里山ようちえんは、人数が少なく売り上げが少ないけど、屋外保育ということもあって、リスクも高く業務も非常にハードなので人手が多くいります。
今預かってる子どもの人数に対して大人の見守りが十分にある環境は非常にありがたい。
誰かが体調を崩したら休ませられる環境が整っているのです。

文章にしてしまうと非常に当たり前のことを書いているようですが、この当たり前のことが決断できないのが小さな規模のようちえんや、農業事業体なのです。
農園内の人間はよくそのことを理解していますが、外の人からすると、竹岡農園はどんどん人が集まって、働かせて、よう儲かってんねんなぁ、という印象をよく聞きますが、決してそんなことはない、儲かってなくても赤字を出しても働きたいという人を何らかの形で繋ぎとめて、位置づけて何かあったときのために協力体制を常に作ってきただけなのです。

農家になる、自治的な教育事業を持続していくということはそういう泥臭いことをたくさん行うことなのです。
そうやって事業を継続して、稼げるところではしっかり利益を出すけど、意義があるとして行う事業に利益の計算はしていません。
コロナ渦でほとんど中止しているイベント関係が特にそうです。

これまで10年間、本当に色んなイベントを数々行ってきましたが、赤字にしなかったら優秀という感じです。
普段の業務で少しでも利益を出して、意義のあるイベント事業に突っ込む。
お金にはならないけど、スタッフや仲間の和が育つし、大きな経験を積むことになります。

イベント事業は単発のものや、年に1度のようなものが多いので、普段の業務をしている人からしたら非日常。
普段では見れない仲間の顔や、一面を見てより深く相手を知ることにもつながります。
イベントを打つというと、大変だし何のためにやるのかとよく言われますが、一番はそうやって人が育つからなんです。
農業は休みなく、ただでさえ思いっきり忙しい中イベントを多発して、ヘロヘロになりながらようやく出来てきた人が集まる場。

そんな10年を経て、ついにイベントをしていなくても、普段の業務の中で人が育つ環境がようやく成り立ってきたように思います。
小さな事業をたくさんしているけど、日常業務も事業数が多いと毎日イベントのような活気があります。
仕事を通して、自分を知り、仲間を知り、人を知って、成長させてもらえる環境。
よく今まで頑張ってきました。
誰に言っているのでしょう。

仕事があって、人がいて、事業が回っていると自然と色んな事が起こります。
これからは、毎日起こることとしっかり向き合って、さらに地道に小さな竹岡農園の事業を育てていきたいですね。

こんな感じで普段自分が思うことを少しずつ書いていきます。
今後ともよろしくお願い致します。

最後になりましたが、パートさんたちの動画を貴美子が撮影してくれました。
お時間があればどうぞ。

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