ふえっこ

親子クラスを始めて5年が経ちました。

いつもは里山ようちえんのことは妻か、保育スタッフが書いているのですが、今日は竹岡が書いています。
現在行っている里山ようちえんふえっこ幼児クラスは元々親子クラスが始まりでした。
今日なそんな親子クラスについてのブログです。

田舎の豊かな環境で子育てしようと思って丹波に移住してきたら、あんまり外へ出る機会も場所も無かったというお母さんたちが集まって里山のお散歩会をしようと集まったのが親子クラスです。

活動を続ける中で、干し柿づくりや味噌づくりなど地域の手作り加工品などを体験したいと散歩以外のやりたいことが増えてきて、お母さんたちみんなで企画を考え始めました。
0歳から親子クラスで通っていた子どもたちが保育園や幼稚園に入れる年齢に達した頃、このまま妻に子どもたちを預かってほしいという声があがり、妻も自然の中で幼児教育をしたらどんな逞しい子供たちが育つのだろうと期待に胸を膨らませて里山ようちえんの幼児クラスが始まったのが2年半前。

妻と、一緒に保育士の尾崎まりちゃんが幼児クラスを立ち上げることになり、同時に親子クラスは当時参加者であった細見みえさんに仕切り役をお願いする形でサークルのように現在まで継承されています。
親子クラスでは、同じ年代の子を育てる親御さんたちが集まって、一緒に楽しむことで、仲良くなったり悩みを共有したり、ほっと一息つけるような場所を目指しています。

そんなこんなしていたら、もう5年なんですね。
早いなぁ…。

親子クラスをしていたころは私たち夫婦に子どもが授からず、妻は活動が楽しいけれどどこか大きな葛藤をしていました。
人様のお子さんを羨ましいとか、そうしたネガティブな感情ではないけれど、周りの同世代の方が次々に子どもを授かる中なぜ自分は授からないのだろうと責任も感じていたようです。

自分たちを可愛がってくださる方にはいつになれば子供が授かるんだと色々と言われてしまいますしね。

人の少ない田舎に来れば、ある程度そのような周りと比べたり、ステレオタイプの価値観や社会の風潮から距離を取れると思っていたのですが、人間結局どこに行こうが逃れられないこともあるようです。

妻にとってはプライベートでは色々な葛藤がありつつ、しかし親子クラスという事業は大切な仲間を増やし人の和を広げ、幼児クラスにも繋がる大事な場所となりました。
妻も、初めての田舎暮らしを継続していられるのは里山ようちえんふえっこのお母さんや子どもたちの存在が大きいとよく言っています。

親子クラスに参加してくださるお母さんたちにとっても、今後も日常生活の中でふと気分転換になれる時間や場所となっていけたらいいなぁと思います。
細見みえさんにはいつも親子クラスをまとめて頂いて本当に感謝しています。

一つ一つの事業やイベントがその構成員の方たちで継続されていくことが何よりもすごいし、素敵です。
実際には準備から運営からとっても大変なのですが、そうやって自分たちと同じようにこの場所を大切にしてくださる方が居て最高に幸せですね。

では、今日の動画ですが、少し前の干し柿づくりの様子をアップしました。
いつもの親子クラスのアイドル:りささんが木に登って切ってるダイナミックな作業からスタートです。りささんはとても天真爛漫でいつも楽しそうなのが魅力ですね。その後、現在親子クラスをお任せしている細見みえさんのインタビューも入っています。

和気あいあいとした雰囲気をお楽しみください。

関連記事

TOP