畑の面積が増えれば増えるほど、栽培過程を完璧に野菜の生育に寄り添うことが難しくなります。
ということで、自分の理想の畑を一つ作ることにしました^^
家の前の畑で混栽しています。
枯れ草を敷くのは、一つは雑草対策です。
雑草など野菜以外の植物が畑に生えることは当たり前のことですが、やはり野菜をよりよく育てるにはある程度雑草を抑えてやる必要があります。
そして、二つ目は乾燥対策。
これからの季節は日差しが厳しくなり、土の中の乾燥が激しくなります。
野菜の根をはわせるには、もちろん土壌中の水分をある程度抜いてやる必要がありますが、からっからにしてしまってはこれもまた不都合です。
適度に、保湿性のある空気の隙間のあるフカフカの土壌が最適です。
こちらは、なすびの葉の裏です。
小さいアブラムシのようなのが寄ってきていて、それを蟻たちが捕獲してくれています。
野菜によって付く虫も違って、その虫をまた別の大きな虫が捕獲し、さらにカエルや蛇などが食べに来るという食物連鎖を復活する畑を作ることが、この数年の一つの目標となっています。
さて、こちらはメロンの苗。ウリバエですね。この数日で結構やってくれています(笑)
このように一つの畑で複数の野菜を栽培することがより自然な状態に近づけられると思っているのですが、収穫量を考えると全ての畑をこのような栽培方法にするのは難しいのです。
栽培過程の手入れ、収穫のことを考えると混裁は、あまり効率的とは言えないのです^^;
刈り草を敷くメリット、その三は…
土壌への肥料分の補給です。
畑をされたことのある方はご存知だと思いますが、草を刈って一箇所に集めておくと、その下の土が非常に肥えてくることに気づきます。
シーズンごとに堆肥などを放り込んでも雨の多い地域では常に抜けていくので、有機栽培をされていても結局土の顔があまり健康的でない場合も少なくありません。
植物が腐って肥料になってくれるのは、一番自然な形なのです。
面倒ですが、これをするかしないかで翌年の畑の状態は天と地ほど変わると言っても過言ではないと思います。
全ての管理畑で敷いていけるほど間が無いのが残念です^^;