4月のテレビでのご紹介以降お問い合わせの多い酵素風呂について、動画でご紹介しています。
酵素風呂の型式は、三木の竹内忠司さんという方が発明された特許構造になっていまして、一般的な酵素風呂と少し違いがあります。
竹内さんの特許の酵素温熱風呂の何がすごいかと言うと、まず一切酵素を取り換える必要がありません。下層の嫌気性菌と、上層の好気性菌の2層式になっていて、上層に米ぬかなどの資材を入れていくとメンテナンスをする度にどんどんと増えていきます。
毎年、保健所へ検査をして頂いていますが、衛生上も全く問題なく、60℃の発酵温度が維持されているため有害微生物は除去され、有益な微生物群のみとなっているようです。
話はそれましたが、酵素が増え続けるということは、発酵熱も非常に維持しやすく、絶えず酵素の海の状態となっていることで、常にお客様に最高の酵素風呂体験をご提供できるということです。
そして、今回の動画ではその酵素をさらに2次発酵で増やし、畑での土づくりにも活用している様子を撮影して頂きました。
増えた酵素を廃棄するのではなく、本業の土壌づくりにも活用しています。
元々、肥料でこの酵素を知ったわけですが、竹内さんの酵素肥料「善玉菌」は肥料というより土壌改良剤です。
肥料はどちらかというと栄養分ですが、土壌改良剤はより土の状態を良くするものだと認識して頂いて大きく間違いありません。
難しい話は置いておいて(笑)、この酵素は水でスイッチが入り、どんどんと土壌の微生物を増やし、植物の発根がよくなり、葉脈の数を増やし、とても重量のある実をならすことができます。
それはこれまで、竹岡農園の様々な野菜で証明されてきたわけですが、めちゃくちゃ酵素を入れて、特別なものを育て、高級な野菜として販売するのが我々のやりたいことではなかったため、現在酵素は不安定な畑の土づくりに主に活用しています。
我々が育てたい野菜は、地の利にあった植物自体のエネルギーが高い在来種を残していくことです。
もちろん、お借りした畑やお客さまの畑で地力が弱っている、野菜の出来が悪くなったなどの不具合が生じている場合はこの酵素を使って復活させますが、酵素は使えば使うほど特別な野菜が出来ます。
でも、健康で安全な野菜を育てたいだけであれば、そんなにたくさん酵素を使う必要もありません。
そうした意味で、酵素の使い方はその目指す結果や、現状の土によって入れる量やアプローチ法も変わってくるのです。
少し難しい話になってしまいましたが、今後このような技術的な話もブログや動画で出来ればと思っていますので、よろしくお願いいたします。
今後も地元丹波の米ぬかを超純水に発酵させ、よりよい酵素風呂としていくだけでなく、溢れてきた酵素を地球に還元し、より自然でエネルギッシュな畑となるよう努めてまいります。