丹波 Life

干し柿

渋柿、渋柿、渋柿…です(笑
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昨年は、3、4百個くらいでしたので、一夜で出来たのですが、今年は、いつまで経っても渋柿を剥き続けなければなりませんでしたね^^;
来客の方々にも、お手伝いいただき、やっとこさ800個くらい吊るし上げたところで、救いの手が…
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なんと、渋柿のまま送って欲しいというご注文が^^
毎日、畑や出荷が終わってから、家に入ると渋柿とご対面の日々が続いていたので、感謝感激ですぐさま50個ほど送らせていただきました。
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少しでも減ると、勇気が出てまた剥き始めるのですが、今年はなかなか家でゆっくりたたずむ時が少なく…
また渋柿の柔らかくなっていくタイムリミットに焦りを感じ…
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それで、致し方なくお客様にも協力していただこうということで(笑
野菜セットの顧客様に、干し柿しませんかメールをした次第です。
おかげさまで、ラスト200個はお客様の温かいご協力の下、干し柿として無事美味しくなってくれることでしょう。
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しかし、今年もこうやって干し柿をしていることに本当に感謝しないといけませんね^^
農業で生計を立てるのは本当に難しいことです。
僕も一年前の10月まで、地元で夜勤のバイトをしていましたが、あるお客様の一言で百姓一本で行こうと思いました。
最初は、野菜セットも件数が少なくて、自分で配達していたのですが、定期的にご注文くださるお客様が一人だけいてくださったのです。
知り合いでも、親戚でも顔見知りでもないその方が野菜を送るたびに、野菜をお褒め下さり、勿体無くも常に感謝のメールをいただきました。
そして、今でも僕が農業をしていく上で支えになっている言葉ですが、「お野菜に関しては竹岡さんにお任せします」と言っていただきました。
農家でもなく農業の学校にも行ってない、野菜を育てた経験も無い、ずぶのど素人が畑に出てお届けする野菜に対して、そのように励ましてくださることに非常に感銘を受けました。
そして、たった一人でもそうして言ってくださるお客様がいるなら、覚悟を決めようと思いました。
一人の人間として、真心で応えないといけないと思いました。
自分を追い込むために、とりあえず夜勤は辞めて、百姓一本でやってみようと思ったきっかけです。
野菜を食べただけではなかなか育てている生産者のことまでは分からないと思いますが、竹岡さんの野菜は優しい味がするんだといつも言って下さいます。
社会とか、経済とか、農業の担い手とか、そんな難しい問題は好きですが、僕が農業をしているのはそんな次元でなく、一人の人間として、そうした心のやりとりをしてくださる人を本当の意味で大事にしたい、それだけな気がします(笑
何年経っても、それだけで動ける人間でいたいな。
現状に満足することは性格上ありませんが、感謝を忘れない人間でありたいと思うのです。

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