近代に入って家庭の食卓では精米して食す文化が主流になっていますが、もともと米の栄養価というのは、玄米が一番高いわけです。
昔、戦争の兵隊さんの食料に腐らない白米をたくさん持っていって、脚気(かっけ)になる兵隊さんがたくさん続出したという話も有名ですね。
ようは、白米にすることで糠にある栄養価がほとんど無くなってしまい、特にビタミンB1だそうですが、その結果が脚気などの栄養不足からくる病気のようです。
現代でも、特にそのあたりを気にされている消費者の方は、玄米食や6分づきくらいで完全な白米まではされないことも多いです。
つまり、米が白いと書いて「粕」なのです。
精米すると、栄養価は格段に落ちるわけですね。
八十八の手間(米とは八十八と書く)をかけて、私たちの食卓に並ぶお米は、粗末にすると目を無くすといわれるくらい大事に扱われるべき食べ物なんですね。
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