酵素肥料の実証試験が3シーズン終わりました。
酵素にスイッチを入れるキーポイントとなる一つが湿度ですが、今年はどしゃぶりの雨で正直根っこまで腐ってきてるんじゃないかと思うほどでしたが、そこからの立ち直りが驚くほどのスピードでした。
害虫発生も例年よりきつくいくつかの圃場はボロボロにされて種を蒔きなおしたところもあったというのに、酵素を入れ続けているところでの仕上がりはとっても綺麗な状態です。
気候変動で天気がよみにくくなってきている状況下での酵素の働きはちょっと想像を超えてそうですね。
ご報告ですが、最初にお借りした酵素試験をしている一番近くの畑は都市部の持ち主が自分でやりたいということで残念ながらお返しすることになりました。5年以上がっつり土づくりをさせてもらったので何を作っても出来る状態だと思います。
一つ一つ駄目になったり休ませたり、また他のお百姓さんから引き継いだ圃場をよりよくしていく。
そうやって一人ひとりの百姓が機能することで農村がもっと居心地の良いものになっていく。
さて、来年の竹岡農園は今まで点だったものが線となってきますよ。
地に足をつけ、一つ一つ種を蒔き、育つのを見守り、命をいただく。
この喜びと感謝を知っている人を僕はお百姓さんと呼んでいます。
どんどんロボット化していく人の心が追いつかない現代社会で、心ある百姓で有り続けたい。
やること満載な2017年をイメージして年末、今年の総仕上げをしていきます。