農業

緊急事態宣言で考えていること①

コロナ混乱以降、やはりサービス業のキャンセルは多く、今維持するのが非常に難しくなっている里山レストランについてまず整理したいと思います。
里山レストランは竹岡農園の無農薬野菜をヴィーガン料理でご提供する無農薬野菜のヴィーガンレストランです。
病気を患っておられるお客様が、食事療法などでヴィーガン料理が必要な方もおられるということでこれまでも細々とやって参りました。
コロナ混乱以前から基本的に1日1組のお客様にお料理をおもてなしする形態で、1日1組というとやっていけるのかと思われそうですが、料理担当の椴木がどんなお客様に提供するかをイメージして仕込みをしたいということで、料理人の想いを組んで採算度外視の形態で運営していました。

最初はオール無農薬野菜のヴィーガンということで、野菜作りからヴィーガン料理まで全て竹岡農園で完結するレストランはおもしろい!と思って始まったのですが、お客さまをイメージして毎回メニューを決めたいと言い出したときには、さすがに会社として採算が合わないことで悩みもしました。

しかし、料理担当の椴木が言うことももっともで、例えば家で親が子どもの顔を思い浮かべて愛情込めて料理する、と思えば自然な話なのです。
これが、家族でも知り合いでもないどんな人かも分からない状況で愛情込めて美味しい料理を作ろうと思えるかと言えば、そういう人もいるでしょうが人によるかと。
そうした意味で、椴木にとって自然に美味しい料理が作れる環境を整える方が結果的にお客様に喜んでいただけるかと思い、今の形態となりました。

始まって1年。
椴木のヴィーガンレストランは、竹岡農園の無農薬野菜とそれを求めるお客様を「食す喜び」で繋げてくれています。

椴木がヴィーガン料理の修行に出たきっかけは、ダイエット好きの椴木が食事で一番効果のあったのがヴィーガンだったそうです。
無農薬の野菜で料理するヴィーガンは体にも優しく、負担が少ないのと発酵料理も取り入れていますので、免疫力を高める効果もあるようです。

この時世で移動が困難で直接レストランへの外出を控えたいお客様もおられて、現在出張料理事業も検討しています。
椴木に竹岡農園の収穫したての無農薬野菜を預けて、ご自宅のキッチンをお借りしヴィーガンをご提供する事業です。

農園としては、これからも椴木にはヴィーガンを通して、無農薬野菜たちとお客様を繋げる取り組みを行ってもらいたいと考えています。

休業要請が明けて、ある程度落ち着いたら、出張料理事業の内容が詰まり次第モニター募集する形になります。
どうぞよろしくお願いします。

写真は、筍ランチの内容です。
・焼き筍と島らっきょうのねぎソース和え
・筍ごはん
・筍の天ぷら
・椎茸の里芋マッシュ詰め
・ゆきのしたの天ぷら

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