畑にて

ようやく畑のことが書けそうです。今日は害虫に関して。

農繁期とお客様の宿泊ラッシュが少し収まってきました。
まだ冬にかけて農繁期は続きますが、秋の気候になり雑草の伸びるスピードが落ちたことにより、ようやく畑のブログを書ける余裕が出てきました。
笛路村で管理面積2haを超えてるので、少しでも時間が空けば草刈りをしないと一気に草原と化します。笑

里山フレンチに向けた野菜作りは順調に進んでおります。
人参、かぶ、大根、けっこう害虫と格闘しないといけない状況ですが、野菜の強さを信じましょう。

害虫に関して、色々と誤った捉え方をされている方が多いように思います。
例えば、土さえしっかり出来ていれば害虫はつかない。土壌バランスが崩れると害虫が増える。健康な野菜だと害虫は居ない。逆に害虫が食べている野菜が健康だ。等など。

実際に、圃場で農業体験などをしているといろいろなご意見を頂きます。
確かに、その言葉は全て正解であり、そのバックボーン(なぜそうなのか)を理解されていなければ全て不正解ともいえます。
例えば、一つ目の土がしっかり出来ていて、土壌バランスが整っていると害虫は来ない、というものであれば、適期に作付けし作付けした野菜にとって必要な土壌バランスであれば、害虫がひどく食べ尽くすという状況はありません。

また、害虫が食べている野菜が無農薬で安心できる、これも一概には言えず不健康であるから弱くなって狙われる要素もあり、健康な野菜でも季節によっては天候によって土壌バランスが崩れ害虫に狙われることもあります。

さらに、害虫には発生周期なるものがあり、季節に応じて発生する害虫の種類は変わり、また発生時期でもあるにも関わらず一旦出てこない期間があったりもします。

ですので、本当に害虫ひとつにとっても、実践者でなければその本当の意味、バックボーンや理由をきちんと理解して結果を出すことは難しいのです。
土とはミラクルであり、とことん我々人間の想像を超えてきます。

そのミラクルさ加減をこのブログでも今後ご紹介していけたらいいなと思います。
今日はこの辺で失礼します。

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